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[upki-fed:00650] Re: 複数のId体系のの扱い方



慶應義塾 細川さま

 千葉大学附属図書館 野田と申します.

ご質問の本筋とは少し離れるかもしれませんが,
図書館コンテンツも「商用サービス」と言えるかも,
ということで,図書館の立場から簡単に.

> このように扱うことで、同居することは可能かと思うのですが、問題は実際に外
> 部のSP(特に商用のもの)を利用する段階になって、
> 
> ・ IdP上のエントリ数がほぼ2倍になるため、費用がより高額になったりする
> サービスは現状としてどのくらいあるのか?
> 
> という点が気になっています。

現在,学認にご参加いただいている図書館系コンテンツでは,
ID数そのものを根拠にした価格体系をとっているケースは耳にしておりません.
一般論ではありますが,大学の場合,
 ・大学概要等で確認できる,学生や教職員の実数
 ・前年の利用(論文ダウンロードなど)実績
 ・前年の購読価額
などが,価格決定の基準として使われることが多いと思います.

 なお,図書館コンテンツの購読価格は,最終的には
当事者間での交渉で決まります.このため,
将来的にはID数そのものを基準とした価格算定を行うケースが
出てこないとも限りません.
(利用者を限定することで購読価格を抑える,とか)
とはいえ,これも部局の人数などで価格を決めるほうが
容易だろうと思いますので,図書館コンテンツに限れば,
あえてID数を根拠とした価格体系を採る必要性には乏しいように思います.


 eラーニングやグループウェアの場合は,また事情が異なるのでは,
というイメージがあるのですが,あいにくこの方面は不案内で。。。
お詳しい方,フォローをお願い致します.




----- Original Message -----
> 慶應義塾ITC本部の細川です。
> 
> 現在、テストフェデレーションで色々実験しているのですが、質問がありますの
> でよろしくお願いします(もしかしたら学認に直接関係がない質問と言えるかも
> しれませんが…)。
> 
> 仮に学内に、大きく対象は異ならないものの、IDの体系自体は異なる2つのアカ
> ウントがあったとします(片方は単なる英数文字列、もう片方は「@」の入った
> 文字列です)。
> 
> 自然に考えれば2つのIdPに分けるというのが良いかと思うのですが、もし仮に1
> つのIdPで扱うとした場合、次のような認識で良いでしょうか?
> 
> ・ ePPNはフェデレーション内で一意のため、同じ人物に割り当てられたもので
> あっても異なった文字列とする必要が合ある。「@」が入ったアカウントは、何
> らかの文字列に置き換えるか、base64エンコードするなりしてePPNを生成する
> 
> ・残りのデータは共有する
> 
> このように扱うことで、同居することは可能かと思うのですが、問題は実際に外
> 部のSP(特に商用のもの)を利用する段階になって、
> 
> ・ IdP上のエントリ数がほぼ2倍になるため、費用がより高額になったりする
> サービスは現状としてどのくらいあるのか?
> 
> という点が気になっています。これはIdPを2つ立てるという解決を行った場合で
> も、問題になりうると考えており、そもそも2つのID体系をサポートする意味が
> あるのか、ということに悩んでいます。
> 
> …ということで、もし仮に、
> 
> ・実体が同じものを指すのだから、エントリ上は2つのエントリだが、ePPNは同
> じものを作る
> 
> ということが許されるのであれば、気分的にはかなり楽なのですが、やはりこれ
> は許されないことなのでしょうか。
> 
> よろしくお願いします。
> 
> -- 
> 慶應義塾ITC本部  細川達己  xxxxxxxx@xxxxxxxxxxxxxx
> Tel. 03-5427-1685  Fax. 03-5427-1722
> 
------------------------
NODA, Hideaki / 野田 英明 
千葉大学附属図書館 亥鼻分館 
Tel: 043-226-2211(ex.5604)
Fax: 043-226-2214
Mail: xxxxx@xxxxxxxxxxxxxxxxx
-------------------------
Chiba University Library of Health Sciences
  http://www.LL.chiba-u.jp/