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[upki-fed:01200] 【注意喚起】Shibboleth SP脆弱性について(2018/1/12付アドバイザリ)
- Subject: [upki-fed:01200] 【注意喚起】Shibboleth SP脆弱性について(2018/1/12付アドバイザリ)
- Date: Tue, 16 Jan 2018 10:10:44 +0900
- From: 国立情報学研究所 学認事務局 <xxxxxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx>
SP運用ご担当者 各位
学認情報交換メーリングリスト参加者 各位
国立情報学研究所 学認事務局です。
平素より学認の運営にご協力を賜り,ありがとうございます。
Shibboleth Projectより,Shibboleth SPに関するセキュリティアドバイザリが
公開されています。[1]
本アドバイザリによると、Shibboleth SPで用いられるXMLパーサライブラリ
XMLTooling-C の脆弱性により、DTD(Document Type Definition)処理が有効な
場合に、偽装攻撃や保護情報の公開の可能性があります。
本脆弱性のSeverityは critical となっております。[2]
下記を参考に、早急に影響をご確認いただき、該当する場合は速やかにアップ
デートを適用するなどの対策を実施してください。
影響
====
本脆弱性の対象となるバージョンは次の通りです。
- Xerces-C 3.1.4未満 かつ XMLTooling-C 1.6.3未満[2]
学認技術ガイド[3]に従ってSPを構築した場合、OSはCentOS 6系または7系とな
ります。
(CentOS 6系の場合)
Shibboleth SP 2.6.0以降であればデフォルトでDTDの使用を無効にする設定
が入っているため、影響を受けません。ただし、Shibboleth SP 2.6.0未満の
場合には影響を受けます。
(CentOS 7系の場合)
CentOS 7系では、Xerces-C はディストリビューションが提供する古いパッケー
ジ(xerces-c 3.1.1)を利用するため、無条件で影響を受けます。
対策
====
XMLTooling-C 関連パッケージを新しいバージョン 1.6.3 へアップデートして
ください。
- libxmltooling7-1.6.3-3.1.x86_64
- xmltooling-schemas-1.6.3-3.1.x86_64
※ アップデート適用後、shibdやhttpdが自動で再起動されない可能性があり
ますので、その場合は手動で再起動してください。
学認に関する情報共有スペース(GakuNinShare)に有志によるSPアップデートに
関する情報がまとまっておりますので適宜ご参照ください。
https://meatwiki.nii.ac.jp/confluence/pages/viewpage.action?pageId=11666753
参考情報
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[1] Shibboleth Service Provider Security Advisory [12 January 2018]
https://shibboleth.net/community/advisories/secadv_20180112.txt
[2]
https://wiki.shibboleth.net/confluence/display/SHIB2/SecurityAdvisories#SecurityAdvisories-AdvisoryList
[3] 学認技術ガイド - SP
https://meatwiki.nii.ac.jp/confluence/display/GakuNinShibInstall/SP
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国立情報学研究所 学術基盤課 学認事務局 (担当:末永)
電子メール xxxxxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx
学認Webページ https://www.gakunin.jp/
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