[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[upki-fed:01200] 【注意喚起】Shibboleth SP脆弱性について(2018/1/12付アドバイザリ)



SP運用ご担当者 各位
学認情報交換メーリングリスト参加者 各位

 国立情報学研究所 学認事務局です。
平素より学認の運営にご協力を賜り,ありがとうございます。

Shibboleth Projectより,Shibboleth SPに関するセキュリティアドバイザリが
公開されています。[1]

本アドバイザリによると、Shibboleth SPで用いられるXMLパーサライブラリ
XMLTooling-C の脆弱性により、DTD(Document Type Definition)処理が有効な
場合に、偽装攻撃や保護情報の公開の可能性があります。

本脆弱性のSeverityは critical となっております。[2]
下記を参考に、早急に影響をご確認いただき、該当する場合は速やかにアップ
デートを適用するなどの対策を実施してください。

影響
====

本脆弱性の対象となるバージョンは次の通りです。

  - Xerces-C 3.1.4未満 かつ XMLTooling-C 1.6.3未満[2]

学認技術ガイド[3]に従ってSPを構築した場合、OSはCentOS 6系または7系とな
ります。

  (CentOS 6系の場合)
  Shibboleth SP 2.6.0以降であればデフォルトでDTDの使用を無効にする設定
  が入っているため、影響を受けません。ただし、Shibboleth SP 2.6.0未満の
  場合には影響を受けます。

  (CentOS 7系の場合)
  CentOS 7系では、Xerces-C はディストリビューションが提供する古いパッケー
  ジ(xerces-c 3.1.1)を利用するため、無条件で影響を受けます。

対策
====

XMLTooling-C 関連パッケージを新しいバージョン 1.6.3 へアップデートして
ください。

  - libxmltooling7-1.6.3-3.1.x86_64
  - xmltooling-schemas-1.6.3-3.1.x86_64

  ※ アップデート適用後、shibdやhttpdが自動で再起動されない可能性があり
     ますので、その場合は手動で再起動してください。

学認に関する情報共有スペース(GakuNinShare)に有志によるSPアップデートに
関する情報がまとまっておりますので適宜ご参照ください。

https://meatwiki.nii.ac.jp/confluence/pages/viewpage.action?pageId=11666753

参考情報
========

[1] Shibboleth Service Provider Security Advisory [12 January 2018]
    https://shibboleth.net/community/advisories/secadv_20180112.txt
[2] https://wiki.shibboleth.net/confluence/display/SHIB2/SecurityAdvisories#SecurityAdvisories-AdvisoryList
[3] 学認技術ガイド - SP
    https://meatwiki.nii.ac.jp/confluence/display/GakuNinShibInstall/SP
--
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
  国立情報学研究所 学術基盤課 学認事務局 (担当:末永)
 電子メール     xxxxxxxxxxxxxx@xxxxxxxxx
 学認Webページ  https://www.gakunin.jp/
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++